アイスランドについてのブログ

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アイスランドの遺伝子調査

あまり遺伝子やアイスランドでの遺伝子の調査について詳しくはないのですが、アイスランドが島国でまた入植当時のいわゆるご先祖様までさかのぼることができるとかで、アイスランドの人々の遺伝子情報を集めてそれを新薬の開発に役立てる、というのがあるそうです。日本でそのニュースをみたのはかなり前だったのですが、先日も全国民一斉調査があったというニュースをどこかで見かけたものの、あまり読みもせずにおいておいてしまいました。今回の調査に関するものではない2003年の記事ですがwired.jpの記事がありましたので詳しくはそちらを。

 

私の興味をひいたのはそのキット。

こんな変形パンフレットが。

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裏には採取方法が書いてあります。

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手順1のところにある黒い棒みたいなのはこんな感じ。

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ほー。この棒に口の中をこすりつけて送るとそれで完了みたい。

よくみるとパンフレットの表紙はレスキュー隊の方々。なぜ?なぜレスキュー隊?と思ったら、この遺伝子情報採取に協力するとその分がボランティアであるアイスランドのレスキュー隊に寄付される仕組みらしい。それでその代わりなのかなんなのか、レスキュー隊の方々が各家庭をまわって戸口で採取協力のお願いと回収をするシステムなんだそう。アイスランドのレスキュー隊は本当に皆ボランティアで、本職の仕事中に招集がかかると職場は給料をそのまま支払いその隊員を招集にいかせなくてはいけないそうで、そういう構成のレスキュー隊に遺伝子調査の回収をさせるということに賛否両論あるようです。確かにボランティアで行うのはレスキューであって回収ではないしね、とも思いますが、やるからには財政的な問題などがあるのでしょうか。

 

面白かったのは、遺伝子を提供してくれたお礼。献血などと同じでお金はでないのですが、感謝の気持ちでTシャツをくれるそうです。サイズを選ぶとそれをくれるらしいです。

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うーーん。遺伝子提供のお礼がTシャツかあ。しかもこれ、提供する人はアイスランド人な訳でTシャツを持てる人はほぼアイスランド人ということですよねえ。なんか「私は遺伝子提供しましたよ」みたいなメッセージになっちゃいそうで、私だったらたとえ提供しても着たくないなあ特に国内では、なんて思ってしまいました。逆に着ることによってそれをアピールしたいという人もいるのでしょうね。

トーキョーオシャレキッズとしてはTシャツのデザインをもう少しかっこ良くして欲しい、なんて思いながら眺めていました。だって遺伝子くっつけ棒(?)を入れる長細い封筒はやけにかっこいいじゃないですか。「BUCCAL DNA COLLECTOR」口内遺伝子集め。このデザインのTシャツをくれるなら... いややっぱりいらない。